各種工法

深層混合処理工法
RAS コラム工法

RASコラム工法は大口径の改良ができることに加え、削孔撹拌ヘッドと撹拌翼が正逆回転することで、原位置土とスラリ-を機械的に高速撹拌混合し、従来方式で問題とされる撹拌土砂の“共回り”が解消され、品質の良い改良が可能です。
また、従来の単軸式大口径(改良径1400~2500mm)に、二軸式が加わり、工法の適用範囲を広げています。

RMP-MST工法

RMP-MST工法は、φ1,600mm×2軸の大口径改良により「コストの縮減と工期の短縮」を図ることができます。
新開発のトルネードウイング(曲り羽根)を使用した撹拌方式と、ジェット噴射を伴ったスラリー吐出による複合撹拌機構により、高品質の改良体を造成でき、さらに周辺の地盤変位を抑制することができるスラリー撹拌工法です。

RMP-J工法

RMP-J工法は専用の2軸撹拌翼先端から超高圧噴射スラリーを噴射し、原位置土と混合撹拌することにより、大口径で高品質のソイルセメント改良体を造成する工法です。
施工管理システムを導入し深度・速度・流量および電流値をリアルタイムで表示することで品質向上を図ります。

アスコラム工法

アスコラム工法は削孔撹拌ヘッドと撹拌翼が分離している正逆回転機構を使用することで、原位置土とセメントスラリ-を機械的に高速撹拌混合し、正逆回転方式により従来方式では困難とされた撹拌土砂の“共回り”が解消され、品質の良い改良が可能であり、適用範囲が非常に広い工法です。

アスコラムTYPEⅡ工法

アスコラムTYPEⅡ工法は、セメント系の固化材スラリーを吐出しながら地盤を掘削撹拌することで、柱状の地盤改良体を築造する機械撹拌式深層混合処理工法です。

CDM工法

CDM工法とは、スラリー化したセメント系硬化材を軟弱地盤に注入し、軟弱地盤とともに撹拌混合し、化学的に固化する機械撹拌式の深層混合処理工法です。

CDM-LODIC工法

CDM-LODIC工法は、撹拌翼の上部にスクリューを取付け、貫入しながらあらかじめ地盤中の土を地表面に排出することによって、変位の発生を抑制し、周辺地盤や構造物への影響を軽減できる工法です。
引き抜き時にスラリー状の硬化材を吐出させながら撹拌翼を回転・引き抜くことにより地盤に柱状の改良体を造成します。

柱状改良工法

柱状改良工法はセメント系固化材をスラリー状にして、地盤に注入しながら機械で混合撹拌することで、軟弱土を柱状固化して地盤強化を図る工法です。
柱状改良の施工機には施工管理装置を搭載しており、確実で安定した施工品質を提供できます。

中層混合処理工法
ロータリーブレンダー工法

ロータリーブレンダー工法は粉体あるいはセメントスラリーを原位置土と強制的に混合撹拌する工法です。
本工法には表層部分の改良に適したバケットミキシング方式と比較的深い10m程度まで改良が可能なロータリーブレンダー方式の2タイプがあり、目的と深度に応じて使い分けることにより広範囲の作業条件に適応可能です。

トレンチャブレンダー工法

トレンチャブレンダー工法とは、セメント・セメント系固化材などの改良材をスラリー状に混練後、地中に噴射し原位置土と改良材を強制的に撹拌混合し、固化することを目的とした地盤改良工法です。
トレンチャブレンダーは、ベースマシーンにトレンチャー型撹拌混合機を装備した地盤改良専用機で、トレンチャーに装着された撹拌翼で、原位置土をきめ細かに切削し改良材と撹拌混合し均一な改良地盤の造成が可能です。

表層改良工法
粉体式

表層改良粉体式工法は、基礎の下にある軟弱地盤全体を、セメント系固化材を粉体散布して固める地盤改良工法です。
施工が簡単で短工期であることから、地盤改良費用を抑えることが可能です。さまざまな土質に対応可能ですが、適用できる深さは地表から2mです。

スラリー式

表層改良工法においては粉体のセメント系固化材が長年用いられていますが、スピーディーに施工できる反面、粉塵の発生が問題視されています。
この点を解決するのがセメント系固化材のスラリー(セメント系固化材と水との混合物でセメントミルク)です。粉塵が抑えられる上に、締固めの手間が省けて改良地盤の均質性を確保できます

地中連続壁工法
SMW工法

SMW工法とは専用に開発された多軸混練オーガー機で原地盤を削孔し、その先端よりセメントスラリーを吐出して1エレメントの削孔混練を行いソイルセメント壁体を造るものです。
連続一体のソイルセメント連続壁として、エレメント端の削孔混練軸を次エレメントに完全ラップさせて造成していきます。

TRD工法

TRD工法は、地盤に挿入したチェーンソー型のカッターをベースマシンと接続し、横方向に移動させて、溝の掘削と固化液の注入、原位置土との混合・撹拌を行い、地中に連続した壁を造成するものです。
H鋼などの芯材を挿入し、地下掘削時の土留め止水壁として適用します。さらに、液状化対策や遮水壁、汚染物質の封じ込めなど、様々な用途への適用も可能です。

CCC工法

CCC工法は、チェーンコンベアカッター(Chain Conbeyor Cutter)工法の略称で、CCC専用機を使用し地盤改良体を築造する工法です。
掘削地盤と固化材を撹拌・混合したソイルセメントにより、
地中連続遮水壁、仮設土留め壁、構築物基礎、格子状改良、全面改良体等の築造を行うほか、土壌汚染対策工事への適用など、用途は多岐にわたります。

先行削孔工法

先行削孔とは、杭打設前に先行して孔を掘り、杭が打設できるようにする工法です。


サンドコンパクション工法

バイブロハンマーを用いてケーシングパイプの引き抜き打ち戻し工程を繰り返すことにより、地盤中に締め固めた砂杭を強制的に造成する工法です。砂質地盤では砂杭の圧入効果により、地盤全体の相対密度を高め、せん断強度を増加させます。粘性土地盤では粘性土と砂杭の複合地盤を形成し地盤を強化します。

地中障害撤去工法
ロックオーガ工法

ロックオーガ工法とは二軸同軸式のオーガと専用のスパイラルとケーシングを使用して、 互いに正回転・逆回転を掛け、対象物を粉砕しつつ掘削を進めることで地中障害物の撤去を行う工法です。

既存杭抜工法

既存杭引抜工法とは、地中に埋設された既製のPC杭、RC杭、ED杭等を専用ケーシングを使用して周囲の地盤を緩めて廻りと縁を切りクローラークレーンを使用して地上にその既製杭を引き抜く工法です。

TOP